実は、ドラマとか映画とかでよくある
「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?」
という状況に、リアルで遭遇したことがあります。
しかも助けられる側の立場で。笑
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何年か前、就職前に単身赴任の父がいるタイに1週間くらい遊びに行って、その帰りの飛行機でのことでした。
僕のように肺高血圧を患っている人は、おそらく長時間飛行機に乗るときには、航空会社に申請して酸素ボンベを使うことが多いのですが、このボンベの操作方法が難しい!
事前に主治医に診断書を書いてもらって、航空会社からもらった説明書みたいなのを見ながら病院でボンベの使い方を練習したりするのですが、説明書通りのボンベが出てきた試しがありません。
そのためだいたいその場でなんとかするのですが、これは自分でなんとかしなければなりません。
ボンベ自体はCAさんに用意してもらうのですが、ボンベの操作は厳密には医療行為なので、CAさんは触ってはいけないことになっています。
まぁCAさんも使い方勉強されているのか、「ここを捻ると出ますよ」みたいなアドバイスをくれるので大抵はなんとかなります。
しかし、このときの帰りの便では勝手が違いました。
あまり細かいことは覚えていないのだけど、バルブが固かったのか、操作方法がわからなかったのか、とにかく酸素が出てこない。
CAさんも助けてくれたけど、それでも出ない。
どうしたもんかと困っていたら、となりの席に座ってた40代半ばくらいの日本人の方が
「私、医師なんですが、良かったらお手伝いしましょうか?」と…!
なんと!そんな偶然ある?!
しかも循環器科の医師だとか。
そんな簡単に信じちゃって良いものかって感じですが、こっちも困ってたのでお願いしてみると、なんと簡単に操作して酸素が出てきたのです。
もうその場にいたCAさんも僕も感激しちゃって、みんな笑顔。
かわいいCAさんの笑顔がまぶしい。
無事離陸となったところで、「途中で気分悪くなったりしたら言ってくださいね」と。
この一言がどんなに心強かったことか。
旅行前の検査で病状が悪化してることがわかり、「このままでは40歳まで持たない」と、フローランの導入が決まったりした時期だったので、結構不安はあったりしたんですよね。
でも、おかげで快適な空の旅を楽しむことができました。
わずか6~7時間ほどのことでしたが、隣に医師がいるというのはやはり心強いものです。
そんなことをふと思い出したので、久々にブログを更新してみました。
名前くらい聞いておけばよかったな。成田に到着して、ロビーまでは一緒だったのだけど、その人はすぐに乗り換えで北海道に行ってしまいました。
最近は仕事がちょっと忙しく、しかもこの猛暑で体調を崩してしまっていました。
またちょこちょこ書けるようにしますので、また見に来てもらえると嬉しいです。
たっつん
haikouketsuatsu.hatenablog.com
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